「感謝の気持ち」が背中を押してくれる

看護師の仕事は基本的にはサポートをすることだ。

患者に対しては献身的な姿勢を維持し、病気や怪我で悩んでいる患者に少しでも気分を和らげてもらうようにすることが求められている。

言葉遣いだけで気に触れてしまうこともあるため、とても慎重にコミュニケーションを取らなければならないのも確かである。

また、医師の診療をサポートするのも重要な役割で、医師から指示された通りに仕事をすることが求められる場合が多いだろう。

医師の指示に従うことから下働きとも言えるような仕事が多いのは事実で、中には看護師のやりがいは何なのかと疑問に思う人もいる。

ただ、多くの看護師が口を揃えて言うのが、自分がやったことに対する感謝の言葉がやりがいになるということだ。

看護師は、患者や医師に対して多大な貢献をしているのは確かである。

そのため、患者からも医師からも感謝の言葉をかけてもらえることもあるだろう。

それがやりがいに繋がり、もっと頑張りたいと思うようになる看護師も多いのが実態だ。

しかし、感謝の言葉を口にするのには勇気も必要で、性格柄、感謝していてもなかなか言葉にできない人も少なくない。

そういう患者や医師に囲まれてしまったときにもやりがいを感じ続けられるようにするには、言葉だけにこだわらないのが大切である。

患者や医師と話をしているときに表情も汲み取るようにするのが重要で、感謝の気持ちを言葉にできなくとも笑顔で感謝を伝えてくれることがあるからだ。