病院には実に多くの看護師が働いている。
総合病院では外来から入院病棟、手術室、健診センターと働く場で提供する看護が異なる。
来院する患者の年齢も様々であり幅広い年齢の人と接することになる。
そして病院以外でも、保育園、老人施設など看護師の活躍の場は広がっている。
保育園では乳児から幼児、老人施設では高齢者と対象者の年齢の幅は本当に大きいことがわかる。
しかし、その中で共通していえることは「人に対する看護」であり、看護師はコミュニケーションや観察力から個々の個性を捉え関わっていくのである。
しかし携帯が普及し、メールでのやりとりが当たり前の中で私たちは「目をみて会話をする」という行為が苦手になりつつある。
もちろん得意な人もいるが、うまく話ができない、自分の思いを言葉では表現できないという人も多々いる。
そのため、メールで感謝の気持ちを伝えたり謝罪したりするなども当たり前になっているのだ。
コミュニケーションを取るということは「相手を想い、相手の反応を見ながらどんな表現をしよう」など自分の頭で考え「この表現は相手を傷つけた」などその場で理解することができ、学ぶことができる。
その大切な行為が省かれつつあるのである。
看護師という職業はそれに反し、コミュニケーションが絶対である。
それは同僚にもいえる。
チームワークが不可欠であり、自分からの情報では不足しがちな患者さんの情報などチームで共有し、「その人」をみていく。看護師の魅力は心を持った「人」をみていくところにある。
前途にあるように、看護師の活躍の場は多岐に渡るため、看護師を目指すのであればどこで働きたいのかも考えておいた方がいいだろう。
◇看護師として保育園で働きたい人におすすめのサイト:『看護の力で社会貢献!』